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今年も大学入学試験が行われ、受かった学生が次々に東京に住まいを求めて上京してくるのだろう。
そんな時思い出すのは自分がアパート探しになぜか父親と来京したときのぐったりする思い出だ。
合格した学校内の、アパートあっせん掲示板を見に行く。風呂・トイレ・台所付きの最安値は4万くらい。安い!と今では思うが事情を知らない親は「2万くらいで」と思っていたらしく、それでも2万くらいのところを探して、えんえんとトラックのビュンビュン走る、埃っぽい街道沿いを歩いていくと、ぼろいぼろいお住まい。風呂は、と大家さんに案内されると外に出て行く。庭の隅に風呂ブース。
また来ます。。。と、大家さんに言うと、大家さんはアパート裏の豪勢な家に引っ込んでいった。
帰り道、「もういいよ、もう東京には私の住むとこなんてないんだよ!金持ちが私らを搾取するんだよ!」と、社会への非難なんだか自棄になってんだかわからないべそをかきながら、歩く。「泣いたってしかたないだろ!」と怒った父のあとを。
その日は時間切れで、帰る間際に学校の最寄り駅の喫茶店に入ってホットケーキを注文したら、解凍しきれてないシャリシャリのものが出てきた。泣きながら食った。
後年父が、「あのときは、若い女の子泣かして歩くおじさんに見られないかとひやひやしながら歩いたんだ」と言っていた。どうりで、あの2人の間の距離は。
こうやって書くと、「そんな父が、先日亡くなった」とか書きそうになるが、ぴんぴんしている。
投稿者 otzko : 2006年02月07日 02:40
秀逸!
地方の者にとっての「上京」や,男親にとっての「父娘」などを表現していると思います。
アニメ化してください。
投稿者 koh : 2006年02月07日 11:18
ほのぼのとは言えない状況なんだけど、
親子のあったかさを感じました。
今日もさむいですね。
投稿者 よん : 2006年02月07日 11:39
ぼくは渋谷の出身で、今は仕事の関係で茨城にいます。部屋探しをしたときに、乙幡さんとは逆の現象がありました。
あまり考えずに「月7万円くらいの…」と不動産屋で言いました。一人暮らしなので1DKくらいのつもりでしたが、見せられたのは2DK+駐車場つきばかりでした。
最初、会社で「結婚の予定があるの?」としきりに聞かれました。ありませんってば…。
投稿者 じゅん : 2006年02月07日 13:36
4月からの一人暮らしにむけて
アパート探しいきましたよ。
なぜか家族で行きました
どうやらアパート探しよりも
中華街が目的だったらしいです
もうその日はクタクタで中華街にいく気分ではなかったので
かえりは一人で、渋谷で映画観てとぼとぼ
電車にのって帰ってきました。
投稿者 mimusan : 2006年02月07日 18:23
> こうやって書くと、「そんな父が、先日亡くなった」とか書きそうになるが、ぴんぴんしている。
この一節が「李さん一家」みたいでとても気に入りました (^_^)
投稿者 てけ : 2006年02月07日 23:08
いつも尊敬のまなざしで拝見しています。
私も就職のため上京した際、父と一緒に来ました。
(母は後で合流。今思えば何でだ)
そのとき、「ご厄介になる会社に近いから」という理由だけで、
父同伴のもと、会社にご挨拶にうかがいました。
(これも今思えば何でだ)
いまだに社長から、
「オマエは親父さんに会ってるだけに、何かと心配なんだよ」と
あれこれ余計な世話を焼かれます。
投稿者 しもよし : 2006年02月08日 02:26
すごくいい話!
私も北関東から上京したさいに、父と大学の隣町でアパートを探しました。相場は6万円台後半なのに、父は「5万が限度」というので、結局駅から徒歩2分の4万円風呂なしに決めました。
そのときは、こんなところでホントに生活していけるのかと不安でしたが、結局大学4年間引越したいとも思わずに、快適に過ごせました。
ときどきそのぼろアパートのことが家族で話題になり、あんなとこによく住んでたよな、みたいなことを父が言ってました。
投稿者 くまがい : 2006年02月09日 01:53